【セミナーレポート】ありたい姿を実現する「未来組織図」のつくり方

2022年3月22日、「ありたい姿を実現する 『未来組織図』のつくり方 」セミナーを開催いたしました。
株式会社RECOMO CEO橋本と株式会社RECOMO RECOMO X 事業統括 菊地とが登壇し、トークセッションと質疑応答を行ったものです。
この記事ではトークセッションイベントのレポートとして、セミナーの内容をまとめていきます。

本トークセッションは、理念と事業と人とを相互につなぐ組織デザインの事例等を盛り込み、「ありたい姿を実現する 『未来組織図』のつくり方 」をテーマとしています。

フレームワークから考える未来組織図

まず、この表を用いて、「会社の課題と向き合うにあたっての考え方」についてセッションが始まります。

この表は、現在・過去・未来を見て、未来組織図を考えるときのフレームワークとして使っているものです。「どのように社会を変えていきたいのか」「どんな方向性へ向かっていきたいのか」を考えるにあたって、必要不可欠なものなのだとか!

「現状と課題」から考える会社の理念

まずは、理念から会社づくりを丁寧に行うときに「現状と課題」に目を向けることが大事だという話から始まります。

会社の経営課題をヒアリングするとき、まず上がってくるのは表面化している問題なのだそうです。「採用がうまくいかない」「マネジメントが期待通りに回らない」などの実際怒っている問題を聞いた上でまず、「それはなぜですか」と問いかけるのだとか。
浮かび上がっている問題に対して「なぜですか」と理由を深掘りしていくことで、経営者やマネジメントをしている方の価値観や固定観念等が浮かび上がってくる場合が多いのだといいます。

ここで大切になってくるのが経営者自身の過去や未来を捉え直してみること。
・過去にどんな経験をして、その結果どんな考え方をもっているか
・これから先、どんなことをしていきたいか。
これらを元に、「いま現在」の課題との乖離をみていくことで、実際に何を改善すればありたい姿に近づけるのかを考えやすくなります。
このとき、いまのやり方等に無意識で使っている考え方や条件を取り除き、いかに思考の枠を広げるかということが重要です。

また、未来にばかりフォーカスを当てるのではなく過去や現在との繋がりや、パーパスを丁寧にとらえた上でバランスをとっていくことも必要となります。実際に、未来の数字的事象ばかりに目を向けてしまうあまりパーパスやビジョンにそわない行動をとってしまう人を採用してしまったという事例もあるそうです。
「どのような組織でありたいか」という視点を十分に踏まえた上で拡大していくことで、組織を「ありたい姿」で拡大していくことが自然とできるようになるといいます。

細かなイシューを考える

BackcastingとForecastingとは

Backcastingとは、未来の「ありたい姿/あるべき姿」を描いたうえで、そこから逆算して“いま何をすべきか”を考える思考法のことを指します。
Forecastingとは、過去や現在の「あるもの」を起点にして考える思考法のことを指します。

どちらが良い、悪いと一概に決めることはできません。それぞれをバランスよく用いていくことが重要となります。

理念×事業×人

組織を考える上で、
・キーとなるポジションに誰をどのように任せるか
・部署を新設、統廃合、配置の転換
・管理、人材育成、採用
など、細やかに考える必要がある項目は数多く存在します。
これらを考えるにあたり、全てにおいて「会社の理念、事業、人」の全てが相互に関わり合うことを頭に入れておく必要があるといいます。

パーパスや未来のありたい姿を経営者が具体的に周りに伝え、そのためにはいつまでにどんなことが必要で、どんな人がどのくらい必要なのか。
理想を現実へ落とし込んでいくためにも、考えていくことが必須となるものです。

また、同時に経営者自身の後継者を考えることも重要となります。CxOやマネージャーの話が中心になりがちですが、経営者もいずれ引き継ぐときがくるものです。そのため、十数年先を見据えて「どんな人に引き継いでいきたいか」を考えることも必要とされます。

おわりに
これからの「組織図」

労働人口はこれから、今以上に減少していきます。20年後には新成人の数も大きく減少するなど、社会の変化は免れないものです。
そんな中で描く「未来図」も、社会と同様在り方は変わっていくのは自然なことでしょう。
むしろそれが、変化を続ける社会において「地に足をつけて組織づくりを行う」ことの一つなのかもしれません。
それに伴い、労働環境や雇用形態、国籍等も問わない働き方ができるようになってくる未来も当然あり得ます。

遠い未来をいきなり考えることは難しいことかもしれません。
まず1年先、3年先から そして5年、10年後の未来を理想に基づいて考えていくことで、解像度高く変化していくことができることでしょう。