目次
会社・組織は一人一人の力を結集させることで成り立っている。そこにはいろんな思いや背景があるものの、認識や方向性を揃えておくと、全体で一丸となって戦うことができる。
これまでずっと会社、組織、チームで、一人一人が全力を出す、まさに「ベストパフォーマンスを発揮できる」状態にするには、どうしたらいいのかを考えていました。
ある方程式が見えてきたので、Twitterでツイートをしたら、たくさんの反響を頂きました。
RECOMOが考えるベストパフォーマンス発揮の方程式。
ワクワク(強み)×ドキドキ(やりたいこと)×サポート(人・環境)=ベストパフォーマンス
この定義を世の中に広めて文化にしていきたい。
— 橋本祐造|RECOMO CEO (@yuzo_hashimoto) February 11, 2020
経営の思いを伝える|伝え続ける
会社がまだ小さい時は、机を並べて仕事をしたりしているケースが多いので、経営の思いは随時で伝わります。それが3人、5人、10人、20人となった時に、だんだんと伝わる浸透度が薄くなってきます。
全社会が定期的に行われる会社はよくあります。毎月だったり、半年ごとの開催だったり。そこでどんな話がされているのかを見てみると・・・
・業績の話
・事業の話
・組織の話
が割とメインです。
おそらく2つのことを忘れてしまっているのかもしれません。
・全員の貴重な時間を使ってもらっていること
・主語が「会社」になっていて、聞き手の「自分たち」になっていないこと
きっと業績とか事業とか組織とか見ていないだろう、という思いが背景にあるのかもしれませんが、そうした全社会を続けていくと、「これ、出る意味あるんですか?」という言葉が聞かれるようになります。
全員が集まる場で何を語り合ったらいいのか。まずは相手のことを知りたいなら、自分たちの思いを知ってもらう必要があります。
・自分たちは何者なのか?
・どこに向かっているのか?
・どうありたいのか?
自分たちの存在意義だったり、方向性だったり、提供する価値の本質だったり。こうしたコアな部分の話を伝える、伝え続けるようにしていくと、経営の思いが組織全体に浸透していくようになります。
自分がやることにワクワクするか、ドキドキするか
経営として人の「共感」の力を侮ってはいけません。会社、組織、チームが自分にどう向き合い、寄り添い、解け合ってくれるのかを人は見て、感じています。
そこにあるのが下の方程式だと考えています。
ワクワク×ドキドキ×サポート=ベストパフォーマンス
ワクワクというのは「自分の強み・得意技を活かして、その場で価値貢献できている状態」です。
ドキドキというのは「自分がやりたいこと、挑戦することができて、自分の力を引き伸ばすことができている状態」です。
サポートというのはマネジメント等で「ワクワク、ドキドキ」の状態を創り出したり、支え合っている状態です。
この3つの要素が合わさった時に、人がベストパフォーマンスを発揮したいと思ってくれるわけです。
自分や自分の仕事の存在意義がベースにあり、その上に「強みを活かせているか」「やりたいことができているか」「サポートしてもらえるか」というのを掛け合わせるイメージです。
挑戦と安全は一緒に考える
「やりたいことができている」状態というのは、実はとても不安定になります。うまくいかないと心が折れるし、失敗すると批判を受けるのではないか、と不安や心配の感情が出てきます。
何かに挑戦する時は、心理的安全性が確保されていることを一緒に考えないと、思う存分に行動することが難しくなります。
挑戦することに背中を押す。一緒になって考え、行動を後押しする。仮にうまくいかなかったとしても、責任はマネジメントが取る。次の行動に活かす。
経営、マネジメント、メンバーのそれぞれのレベルで、思いを分かり合い、挑戦することを応援し合う仕組みを創り出すことが大事です。
経営の思いを浸透させて、存分に暴れられる環境を創り、勝負できる仕組みを創る
どれも事業づくり、組織づくりで重要なことですが、これを自分たちだけで回そうとすると、途中で挫折するパターンが多いのが実情です。
頭では大事だと思っていても、目先の業績などに左右されて、「思いよりも数字だ」という形になりがちです。
永続的に発展させていける事業や組織を創りたい、と思っている経営者の方を私たちも全力でサポートしています。