目次
「社員が10人を超えたあたりから、急に会社が回らなくなった」
「自分がいないと、何も進まない」
「売上は伸びているのに、なぜか組織の空気が重い」
もし、こうした違和感に心当たりがあるなら、
あなたの会社は今、“10人の壁”に直面しています。
そして、はっきり言います。
10人の壁の正体は、採用でもマネジメントでもありません。
本質は、
社長の役割が、会社の成長に追いついていないことです。
この記事では、
・なぜ10人を境に組織が詰まるのか
・社長がハマる構造的な罠
・10人の壁を超えるための具体策
を、組織コンサルティングの現場視点で解説します。
なぜ「10人」で組織は詰まり始めるのか?
創業期は、社長の“個の力”で勝てます。
意思決定は早く、阿吽の呼吸も通じる。
目も全員に届く。
しかし、社員数が10人を超えると、構造が変わります。
・社長の目が全員に届かなくなる
・相談、例外対応、承認が一気に増える
・判断基準が共有されていないため、すべて社長に集まる
このとき組織は、無意識にこう学習します。
「決めない方が安全だ」
「最後は社長が決める」
結果、会社のOSは
“自律”ではなく“依存”に書き換えられるのです。
この状態で人を増やしても、
社長の負担が増えるだけ。
会社は軽くなりません。
10人の壁で社長が陥る3つの罠
罠①「自分がやった方が早い」
多くの社長は、仕事ができます。
だから、つい自分でやった方が早い。
しかしこの瞬間、組織にはこう刷り込まれます。
「任せてもらえない」
「自分で決めると怒られる」
「判断しない方が得」
結果、
任せない → 育たない → 依存する
というループが完成します。
罠②「初期メンバーなら察してくれる」
初期メンバーが優秀なのは事実です。
しかし、
優秀なプレイヤー ≠ マネージャー
です。
育成や仕組みづくりは、別のスキル。
それを支援せずに“期待”だけ乗せると、
関係は必ず歪みます。
罠③「仕組み化すると組織が硬直する」
よくある誤解です。
実際は逆。
仕組みがない組織ほど、属人化で硬直します。
人が変わるたびにやり方が変わる
再現性がない
改善もできない
これが「成長できない組織」の正体です。
放置すると、会社はどうなるのか?
10人の壁が危険なのは、
「すぐ崩壊しない」ことです。
段階的に、確実に詰まります。
短期:
・人が辞める
・社長が疲弊する
・判断の質が落ちる
中期:
・組織がカオス化
・売上が頭打ちになる
長期:
・社長依存=企業価値がつかない
・承継・売却が不可能になる
つまり、式にするとこうなります。
社長のキャパシティ=組織の上限
この構造を変えない限り、
規模を大きくしても、
“詰まり”は消えません。
解決の前に必要なのは「覚悟」
10人の壁は、ノウハウの問題ではありません。
社長のアイデンティティの問題です。
問われるのは、次の3つ。
・成果を出す快感を、手放せるか
・メンバーを信じて、手放せるか
・未来を、承認欲求より優先できるか
社長の仕事は、
プレイヤーであり続けることではありません。
これからの社長の役割は、
舞台監督です。
舞台を設計し、
役者(社員)が最高のパフォーマンスを出せる
環境をつくる人。
それが10人以降の社長の仕事です。
10人の壁を超える3つの具体策
① 社長の時間の70%を「3年後」に使う
今日の仕事:0〜10%
今月の仕事:20〜30%
3年後の仕事:70%
そのために行うのが、
社長業務の棚卸しです。
・今やっている業務を全て書き出す
・「自分しかできないか?」を問う
・渡す
・改善する
2週間に1つでいい。
少しずつ、確実に手放します。
② No.2は「分身」ではなく「補完者」
No.2は社長と同じである必要はありません。
むしろ違う方がいい。
・社長がビジョン型 → No.2は実行型
・社長が攻め → No.2は守り
そして重要なのは、
任せる=失敗する権利を保証する
責めない。
学びを聞く。
範囲を広げる。
これができなければ、
No.2は育ちません。
③ 暗黙の期待を言語化し、評価へ
阿吽の呼吸は、人数が少ないから成立していただけです。
・何を大切にするのか
・どんな行動が評価されるのか
これを言葉にし、
評価制度に組み込みます。
ここで最重要なのは、
社長が例外にならないこと
社長が守らないルールは、
誰も守りません。
一貫性が、組織の信頼をつくります。
10人の壁を越えた組織の姿
・社長がいなくても回る
・No.2が判断する
・新人が「仕組みが整ってますね」と言う
・初期メンバーが育成を楽しんでいる
これは理想論ではありません。
構造を変えれば、現実になります。
10人の壁は、
崩壊の分岐点ではなく、
飛躍の分岐点です。
あなたの会社は今、どこで詰まっているのか?
ここまで読んで、
「これは自社の話だ」と感じたなら、
まずやるべきことは一つです。
自社の詰まりどころを、正確に知ること。
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組織変革コンサルティング会社です。
採用・育成・評価・経営チームを
バラバラに改善するのではなく、
構造として整えることで
“勝手に回る組織”をつくります。