経営者が会社の方向性を語らないと起きる3つの壁

RECOMO橋本 祐造です。

経営者が「自分たちは何者か?」「どこに向かっていくのか?」「どうありたいのか?」を語らないと会社で起きてしまう「3つの壁」をお伝えします。

ポイントを外すと会社の中のチームや組織は崩壊に向かっていきやすいです。どうやって防げばいいのかというところも含めてお伝えします。

この内容を私がお伝えできるのは、今まで16年間以上、急成長するベンチャー企業で人事もしくは経営視点からの人事を見ていて、経営者としてどのポイントを押さえないといけないのかというところを見てきたからこそ、お伝えできるところがあります。

これから社会を成長させていきたい、グッと上げていきたい、急成長させていきたい、スタートアップ・ベンチャー企業の経営者や組織を統括するマネジメントをされていらっしゃる方に有益になるのではないかと思っています。

■経営者が短期的な思考でいると起きる「3つの壁」

経営者が「何のために」を語らない、すなわち経営者が短期的な視点でいろいろな課題を見たりすると起きる3つの壁があります。

  • 仕事の意味や意義が感じられなくなる
  • 社内で愚痴を聞くことが増える
  • リーダーになる人が激減する

1つ目に起きる壁は、働いている人たちが自分たちの仕事が一体何のために、誰のためにというのが分からなくなってしまうことです。ここにいる意味や意義が感じられなくなってしまいます。

2つ目に起きる壁は、社内の会話の中で愚痴が多くなります。例えば会社の愚痴・上司の愚痴・仕事の愚痴・同僚の愚痴・部下の愚痴などです。「何のために」がないので自分たちのネガティブな要素や視点を持ってしまいがちになります。

3つ目の壁としては、この会社で自分自身が昇格してリーダーになりたいと思う人が少なくなってしまうという状況が生まれてきます。ある程度会社が大きくなってくるとチームが何名単位かで分けてそれぞれのところで戦っていくという形になるのですが、リーダーを張れる人、リーダーを張りたいという人が会社で少なくなってきます。

経営として3つの壁を乗り越えないと、次の成長のフェーズに入っていかなくなっていきます。

■自分の仕事がどこに繋がっていて、誰を笑顔にしたいのか?

日頃からいろいろな経営者の方々とお話をさせて頂く中で、人がベストパフォーマンスを発揮できる状態とは一体どういった状態なのかというと、スキルや経験は大事なのですが「自分の仕事が一体どこに繋がっているのか」ということが分かっているかどうか、が非常に重要になります。

私の今までの体験の部分にもあるのですが、以前に自分がプレイヤーとして働いていた会社では忙しく一生懸命働いていました。

最初の頃は自分の仕事にやりがいを感じて、このやりがいを果たすために一生懸命に働いていました。努力して何とか目標を達成します。すると上司からは

おめでとう!目標達成できたのだから
次はその120%の目標を目指してくれ

と言われます。

120%で設定された目標を頑張ろうと思って、一生懸命やるわけです。そしてまたその目標を達成した時に上司に

おめでとう、頑張ったね。
ではまたその120%の目標を目指してくれ

と言われるのです。

さすがにおかしいと思って、なぜそうなるのか?を上司に聞いてみたら・・・

上からそうやれ、と言われているから

というコメントが返ってきました。

その時に精神的な疲れというかやりがい、自分がやる仕事が一体どこに繋がっているのか、そして誰を笑顔にしたいのかというところが分からない状態になってしまいました。

そこから暫く仕事に対して打ち込む姿勢だとか出てくる成果が出なくなってしまいました。自分の仕事がどこに繋がっていて、誰を笑顔にしたいのか分かっている状態と分かっていない状態では、人が出せるパフォーマンスはもの凄く変わってくる、と実体験しました。

■人が「働く」目的・意義が変わってきた

こういうことを企業のマネジメントの方に言うと「一人一人に合わせていたら統制が取れない、それぞれの方向性がバラバラになるのでは?」と言われたりします。

しかし、こういう意見に対しては、「この数年間の中で人が働く目的が変わってきているのです」と伝えています。

以前であれば会社で仕事をすること、その会社に入ることや、その仕事をすることが目的になっていたところから、今は大きく人の価値観が変わってきていいます。

個人のやりたいことを「自己実現」する状態にしたいから、会社や仕事を使って成し遂げたい人が増えてきています。

そういった中で会社全体で方向性を示さなかったり、自分たちがいったい何者で、どこに向かっていて、どうありたいのか、を示さずに、ただ目先の事業とか目先の目標をやっていってくれと言っても、人はベストパフォーマンスを発揮できない、発揮したいと思えないのです。

選択肢は他にもたくさんあります。自分の会社だけが人生の全てではないので価値を発揮してもらうには、自分がなぜここでやるのかという意義とか意味を伝えていかないと人のベストパフォーマンスを発揮してもらえないのではないかと思っています。

■経営は「仕事の意味付け・意義付け」にポイントを置く

経営やマネジメントをする上で、一人一人の仕事にもっと着目して、自分たちのこの仕事が一体誰に対してやっているのか、それからどういう方向性になっていくのか、そして誰を笑顔にしたいのか、ここが非常に大事です。

こうした「意味付け・意義付け」が重要になってきます。人がベストパフォーマンスを発揮する状態はまず根幹として、そういったところを大事にされるといいのではないでしょうか。

■理念・パーパスから丁寧に会社づくりをする

経営者のほとんどが企業経営の本質に向き合う時間を持てていないと言われています。事業を抜本的にテコ入れしたい、ビジョンを社員に浸透させたい、組織を改革したい、と思いながらも、実際は経営者がしなくてもいい作業に時間を奪われてはいませんか?

私たちは、経営者が事業・組織・企業文化の本質に向き合えるよう、全力の対話を通じて、経営者のビジョンにシンクロし、目指したい未来へとリードしていきます。

さぁ今こそ、人と企業の可能性を最大化するために、自社経営をRebuilding(再構築)し、Running(持続可能な経営)をするときです!ぜひ共に進みましょう!

経営者が取り組む本質的な課題の可視化と解決に向けた方向性を相談したい方は下記のフォームからご連絡ください。

関連記事一覧

PAGE TOP